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物件契約しました!

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今日は鍼灸&ヨガ&アレクサンダー・テクニークのスタジオの不動産契約にサインしました。資格をいただいてから、保健所ですとか区役所ですとか関係各所にお話を聞きに行って、間取りや窓の大きさなどなどこれなら大丈夫!かつ家賃もこれなら大丈夫???というところを探してきました。本日ようやく念願かなって不動産屋での署名となりました。

場所は西武有楽町線新桜台駅から徒歩2分、西武池袋線江古田駅や桜台駅からも徒歩10分程度のところです。追って、ホームページのアクセスご案内も改訂いたします。

写真はほっとして江古田の喫茶店でくつろぐわたくし、、、

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おっと、いきなりクローズしてどうする?気を取り直して、本物はこちら、7月の開店を目指して決意を新たにしました。

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これから内装工事やら備品の購入・設置、ホームページの大工事と大変になりそうです。がんばってまいりますので、みなさまよろしくお願いいたします!

 


第24回国家試験

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去る2月27・28日に第24回按摩マッサージ指圧師とはり師・灸師の国家試験があり、結果が3月28日に発表されました。

おかげさまで3つともすべて合格することができ、さっそく免許の登録申請に行ってきました。早ければ来月中旬には登録証書が届いて、仕事ができるようになります。

かみさんの道子も昨年末にアレクサンダー・テクニーク教師になりましたので、これから2人でどんな形のお店を開くか考えるとわくわくしてきます。ヨガもできたらいいな、とか楽器をやる人向けにアレクサンダー・テクニークをやるにはやはり音出し可の物件かな、とか鍼灸治療の部屋のカーテンの色はよもぎ色にしたい、とか実現性は横に置いてただ妄想にふけるのも楽しいですね。

思えばここまで1人で来られたわけでもなく、鍼灸学校の3年間毎日サンドイッチを作ってくれたかみさんや学校の仲間たち、アレクサンダー・テクニークの仲間たちには大変お世話になりました。引き続きまだまだお世話になる予定ですので(笑)よろしくお願いいたします。

 


弦楽器演奏と呼吸

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全然関係ないですが、今日は腕時計の電池交換に行きました。携帯を持つようになってほとんど使ってなかったので、ずいぶん前に電池切れして放置していたのでした。で、やはりずいぶん前に電池交換してもらった時計屋に行ったのですが、どう探しても記憶していた場所にありません。もともと年配のご主人がやっていたところなので恐らく廃業されたのでしょう。急きょスマホで検索して近場の別の時計屋に持ち込んで交換できたのですが、そこのご主人もやはりご年配です。こうして街の時計屋さんがだんだんなくなっていくのかなあと感慨にふけっておりました。といっても5年に1回、電池交換の千円程度で寂しがるほどになにを貢献しているのかと言われればそれまでなのですが。それでも次回はどこで電池交換を頼めばいいだろう、いやいやその頃にはアイウォッチを使っているだろう、としょうもない心配をしてしまうのでした。

なんで時計が必要になったかというと、10日後に鍼灸の国家試験があります。会場は例年ある大学をお借りしているのですが、部屋によって時計がないらしいのです。それで卓上に時計を置くことが許可されているとかで、もしも時計のない部屋に当たった場合に備えて用意しておこうというわけです。試験ですから、当然、携帯、スマホの類はアウト、いや待てよアイウォッチはあれは時計だからいいのか???

さて、長い前振りのあとの呼吸です。管楽器奏者ならいざ知らず弦楽器奏者にとって呼吸とはどんなものであるべきでしょう。人によっては音楽との関わりにおいて独自のこだわりをお持ちの方もいますが、ほとんどまったく気にしない方もいます。僕には正解はよく分かりませんが、少なくとも言えることは腕の動きを邪魔しないことだと考えております。

呼吸は横隔膜の上下運動と肋骨や胸骨が外に向かって広がったり内にすぼまったりする動きの合わせ技です。

横隔膜

ものの本には呼吸筋とはこれとこれであるみたいなことが書いてありますが、生命維持活動の根幹を担う動きであるため、人の体はどんな姿勢、状況であっても息を吸うようにできています。ものすごくたくさん食べて満腹満足、胃がパンパンにふくれて横隔膜が下に下がれないときにはその分を肋骨の動きで補うでしょうし、その際に腕を上げたまま固定していたとしたら、これ幸いと大胸筋や小胸筋をフル稼働して肋骨を拡げることでしょう。それでも足りなければ胸鎖乳突筋で胸骨を引き上げ、斜角筋で上位肋骨を持ち上げるでしょうし、肩甲骨を固定して前鋸筋で肋骨を拡げるかも知れません。そこまでの極端なケースは弦楽器演奏ではふつう考えにくいですが、ものすごく緊張して息が浅くなっていたり、ふつうでない状態ではもしかしたらあるかも知れません。

大胸筋

小胸筋

胸鎖乳突筋

斜角筋

前鋸筋

そう考えると呼吸は呼吸、腕は腕で整理した使い方ができると良さそうだということが分かると思います。

ではどうするのが良いでしょう。頭が動いて脊椎がついてきて、というアレクサンダー・テクニークのお約束に加えて骨盤の前後の傾きにもよく注意する必要があると考えています。本当は脊椎がついてきての中に骨盤のいい具合の角度も含まれる(いい具合でないと脊椎がついていけない)のでだめ押し的な感じですが、これがうまい具合にいくとお腹の内臓がするっと下に滑ることができて横隔膜が自由に動くことができます。そうすると肋骨部分ではせいぜい外肋間筋を使う程度で十分な呼吸ができます。逆に骨盤が後ろに倒れていたりするとお腹がつぶれ、横隔膜は降りることができず、外肋間筋だけでも力不足で、他の筋肉も動員してやっと必要な量の呼吸ができる、そんなリスクを負う可能性があります。その上さらに緊張までしていたら、余計に演奏に必要な動作を損なうリスクが高まるのではないでしょうか。

外肋間筋

呼吸については以上です。2月4日から続けてきた集中連載、ひとまずこれで終了いたします。おつきあいいただきありがとうございます。鍼灸の国家試験が済んだらまたなにか上げていきますので引き続きどうぞごひいきのほどよろしくお願いいたします。

 

最後までお読みいただきどうもありがとうございます。

 

↓↓↓以下のイベントは無事終了いたしました。ありがとうございます。↓↓↓

2月20日(土)に身体の使い方ワークショップ行います。もしもご関心いただけましたら、詳細はこちらをご覧ください↓

https://www.facebook.com/events/195051867511453/

お問い合わせ先はこちらです↓

atmusik2016@gmail.com

 


足(その2)

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弦楽器の演奏と足はどのように関わっているでしょう。もちろん演奏そのものは上半身、特に腕の仕事です。だから腕よりも足が重要だまでは言いません。が、座奏にせよ立奏にせよ上半身のバランスを取るために足が果たす役割は小さくないはずです。

例えば、ステージを歩いて自分の席まで来て座るとき、つま先はどちらを向いているでしょうか。脛骨は構造上つま先と同じ方向を向かざるを得ません。そもそもその時点で自分にとってしっくりくる立ち方をしていないと、座るために膝を曲げながら脛骨の上でお皿の向きが変わるか、球形の股関節で帳尻を合わせるしかありません。でも、初めからしっくりしていないので、くるぶしにだんだんと違和感を感じてくるかも知れません。

でも大丈夫です。座ったままつま先の向きを変えればいいのですから。ももを上げてよっこらしょ、こっちの方がしっくりくるかな?ちょっと待ってください。その時に動いた重心のバランスを取るのに首を固めたり、腰周りの筋肉をキュッとしたり、片方のおしりを浮かしていませんか?こんなときこそ頭が動けて、脊椎が柔軟に側屈したり回旋したりするのを許して、おしりを上げなくても股関節は動かせることを思い出して、ただももが持ち上がるにまかせ、膝や足首は柔らかいまま、そして静かに床に降ろしていく。

股関節の動き(音声にご注意ください、Youtube動画につながります)

あるいはもっと前の時点にさかのぼり、ホールに向かうために電車に乗っているとします。揺れる車内で立っているときに膝をピンと伸ばして足を一本の棒のようにしていないでしょうか。膝をロックするためには大腿筋膜張筋と大殿筋を使って腸脛靭帯をピンと張ればよいです。それが楽で目的にかなっている場面もあると思います。ですが電車から降りて歩き出すとき、その緊張は解けているでしょうか。膝より少し上でももの真横のところが固くて圧すと痛いという場合は、先ほどの2つの筋肉がオンになったままかも知れません。そんなときにも頭が動いて脊椎の柔軟性があって股関節をつめることなく膝は自然な方向を向いて、、、そして歩き始めることができたら。

大腿筋膜張筋

大殿筋

ホームから地上階へ行くのに階段を上がる必要があります。階段のステップに足を置いたとき、つま先はどちらを向いているでしょうか。不必要に内股になっていたり、あるいはガニ股になっていたり。くどいようですが、そんなときにも頭が動いて脊椎の柔軟性があって股関節をつめることなく膝は自然な方向を向いて、、、そして階段を昇り始めたら。

そんなことに気を配りながら立ちあるいは座って、楽器を手にとって演奏するとなにかいつもとは違うかも知れません。なにがどう違うのかはっきりとは分からない、けどなにか違う、そんな感じかも知れません。でもなにか違っていてそれがどうもいいらしい、ということであれば、やり続ける価値はあるでしょう。長い時間の後には大きな差となって表れているかも知れませんよ。

足については以上です。次回は呼吸について考えてみます。

 

最後までお読みいただきどうもありがとうございます。

 

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足(その1)

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今日から足に入ります。

腕を考えるとき、その始まりは鎖骨からと説明しました。足の場合には一体どこからが足なのでしょうか?足首から下。これは誰が考えても入りそうです。膝より下、いや太ももから、は誰も反対しなさそうです。では骨盤は?腰椎から足が始まっているといったら?ちょっと変です。でも動きを中心に考えるときあながちこれが変とも言い切れません。

歩くとき、骨盤はステップに合わせて右に傾いたり左に傾いたりします。そしてそれに合わせて腰椎も左に側屈したり右に側屈したりしてバランスを取ります。また、もも上げをする腸腰筋は腰椎から起こって大腿骨の付け根に付着します。

骨盤は左右の寛骨と仙骨でできています。仙骨は脊椎の続きであり若い頃は5つの別々の椎骨からできています。文献により差があるものの20代から30代で癒合して一つの仙骨になると言われています。また、寛骨ももともと腸骨、恥骨、坐骨という3つの別の骨からできており、こちらは10代で癒合すると言われています。これら3つの骨が出会うところは大腿骨の丸い頭が入るところであり、小さい頃から立ったり走ったりジャンプしたりして荷重をかけながら大腿骨の頭が入るソケットを育てつつ、最終的に骨化してしっかりした関節になります。丸い頭ということから想像がつくように、この関節は屈伸、内外転、回旋とかなり自由度が高い動きをします。

骨盤

股関節

次に膝関節は脛骨(けいこつ)平たい台の上に大腿骨が乗るような形をしています。基本的には曲げ伸ばしが得意な関節ではありますが、曲げた状態では脛骨を左右に回旋させることが可能です。椅子に座ったときにつま先を左右どちらにでも向けられるのはそのためです。立ち上がって膝を伸ばすとこの可動性は失われます。

膝関節

足首の関節は複雑な構造をしています。まず脛骨と腓骨(ひこつ)の先端でスパナのようにはさんでいるのが距骨(きょこつ)です。この骨はスパナと同じで前後に回転することしかできません。その下には踵骨(しょうこつ)があって、かかとはこちらの骨の一部です。距骨には筋肉は直接にはついていません。つまり距骨を直接動かすことはできないことになります。距骨がどのような角度で脛骨・腓骨と関節するかは踵骨やさらにその先の骨につく筋肉がどんな働き方をするかでいわば勝手に決まります。

足首の骨

膝を曲げたときの回旋や足首のスパナのような形を無視して動かそうとするといためやすいことが想像できると思います。また逆に過度に固めていても、足が地面に着いたときに自動的に衝撃を吸収する機能が働かず、やはりいためやすいと言えるでしょう。

今日は足(その1)でした。次回に続きます。

 

最後までお読みいただきどうもありがとうございます。

 

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