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Archive for June, 2013

rieko料理

7月の溜池山王ヨガ・サロンでは、「簡単♪カラダにやさしいアユール・ヴェーダ料理とヨガ」の集いを料理研究家の鈴木理恵子さん(健康スイーツや介護料理本を著作)と共催で開催することにしました。梅雨明け時期は、急に暑くなり、体調を崩しやすい季節です。カラダが湿気と同時にクーラーの乾燥や冷えを体感し、食べ物も季節に合わせて変わっていきます。

アユール・ベーダで体質分析で各自にあったヨガ・ポーズやお料理を食事をご紹介します。カラダによく日本人にも食べやすいアユール・ヴェーダ料理を、ドリンク付きで試食できるお得な会です♪

日時: 7月29日(月)11:00-13:30

8月2日(金)19:00-21:00

場所:溜池山王ヨガ・サロン 東京都港区赤坂2丁目12−21

参加費:3500円(会員はチケット+1500円)

お申込み・お問い合わせはこちら →メイル(yogasoleillado@gmail.com)

 


荷物が多くて持ちくたびれた時、電車の網棚は重宝します。腕を高く上げて上に載せたいのですが、走行中の揺れもあってなかなかうまく行きません。もっと高く上げようとしているのにどういうわけか全然うまく行かない。あれ?なんで?

吹奏楽部に入部したてのチューバ吹き君。チューバと言えば肺活量、肺活量と言えば腹筋、と先輩から言われ、毎日、上体起こしをして腹筋を鍛えています。ブレスを取る時にも思いっきり腹筋を固くして、言われたとおりにやっているはずなのに何故か息が続きません。ロングトーンの途中で息がもたずつい吸ってしまい、その度に先輩に怒られます。それでちょっと部活が嫌になり始めています。

こんなようなことに思い当たる人は多いのではないでしょうか。前回、「現実」というキーワードを出したので、これについて掘り下げる第一回です。

初めのケースは、腕を上げようとして実は首や頭を下に下げてしまっている可能性があります。実はこれ、腕を伸ばす、高く上げるといった動作の時にわりとやってしまうものです。腕を動かす代わりに首や頭や肩を逆の方向に引っ張ってしまうのです。主観的には(頭の位置からは)腕が遠くに行ったように見えるのですが、実際には全然上がっていないので荷物は網棚に届きません。

2つ目のケースは、吸気で横隔膜が下がった際に下や横に押しやられるべき内臓が、腹筋を固めているためにどこへも行くことができず、かえってブレスの邪魔をしている状況です。肺は自らは何ら動くことができない臓器ですので、膨らんだりしぼんだりするために必ず周辺の筋肉の助けを必要とします。吸う時には、それは横隔膜や胸郭の筋肉ですが、楽器に息を入れる、つまり吐く時の筋肉には腹筋が含まれます。したがって、使い時を間違えるとかえってうまく行かないわけです。

何かの動作を行うにあたって、そのためにはどのように体を動かすのが最も適切か、と考える時、体の構造や機能について基本的なことを知っておくと役に立ちます。例えば管楽器のアンブシュアであれば、顎や歯や唇をいかようにしてもトランペットのハイノートが当たらない、フルートの中低音域でろうろうとした響きを得たいのにひっくり返るなど、また、弦楽器のボーイングであれば、前後の音のつながりやダウン/アップの都合でどうしてもある所で音がやせてしまう、などといった場合があるとします。そんな時にふと時間を取って、そもそもその演奏動作に関わっている体の各部位がどのような動きをするのか、関節の曲がる方向はどっちか、曲がる角度の限界はどこか、どの筋肉がどの方向に動くのに役立っているのか、といったことを調べて自分が必要とする動きを考えると、複雑な動きが整理されます。そうすると、これまで自分のやっていたことが実は体の構造や機能の点からは、できないことをやらせようとしていた、ということがわりと多いのです。

体の現実に合わせて目的とする動作をやってみる。非常にシンプルですが、ATの先生はこれを極めて高いレベルで見る力を持っていますので、本人も気づかないような意外なところをばしばしと指摘されます。例えば、歩く時にどうも背中がつらいんですというクライアントに対しては、まず実際に目の前で歩いてもらって、「肩甲骨のサイズと位置についてどう思ってる?」といった具合(肩甲骨などの用語を出さずに別な形で問いかけることの方が実際には多いですが)。僕自身もなかなか目からうろこなことが多く、大変勉強になっています。


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肩こりや腰痛、頭痛、精神的な痛み。坐骨神経痛など。現代人は大なり小なり、痛みを抱え、毎日の耐えて生活しています。

専門医や整体、マッサージなどに通って治療や痛みの外からの緩和方法を試してみなかった方も、慢性的になっている痛みに関しては、その場は痛みが解消しても、普段の生活に戻ってストレスがかかったりすると、もとのモクアミ?!という体験をされた方は多いのではないでしょうか。

痛みは、脳に伝わる信号でもあるのでブロックすることで感じなくすることはできますが、自分の体を「間違った使い方をしてますよ」というありがたいサインでもあります。家事やパソコン、趣味やスポーツによって生じたカラダの自動的な緊張(いわばカラダの使い方の癖が、痛みを作っているとすると、クセを理解して自分で緊張をやめることが、長期的に痛みを解消する一番いい方法なのです。

bodytuneのBody Thinkingヨガで取り入れているアレクサンダー・テクニーク(AT)は、あなたが身につけた「不必要で自動的な緊張」を解消」すること、ヨガの全身運動の中で、楽なカラダの動かし方を学んでいくこと、自分で気づくことを大切にしています。この緊張は、家事をしている時も、パソコンをしている時も、趣味やスポーツをしている時も存在していますから、緊張が解消されると幅広い効果があります。

解消のポイントは、あなた自身が自分の緊張のクセを理解して自分で緊張をやめて解消できるところにあります。

治療や施術ではなく、あなた自身があなた自身にマッチしたラクで効率的な姿勢・動き方・生き方を発見するレッスンつまりヨガもATも教育的なメソッドなのです。ご興味のある方、ぜひ体験レッスンにいらしてくださいね♪

 


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 6月の溜池山王ヨガ・サロンでは、今回、アレクサンダー・テクニーク(AT)の先生(中島麻奈美さん)をお呼びできることとなりました。6月19日(水)の19時からの回では、肩こり・腰痛改善ヨガと合わせて、アレクサンダー・テクニークの体験が会員の方は通常チケット+1000円でできます。(通常は3500円以上)肩こり・腰痛以外にも、カラダの使い方や痛みに関する悩みにお答えできる良い機会です。
開催場所:溜池山王ヨガ・サロン 東京都港区赤坂2-12-21
6月5日(水) 19:00-20:30 肩こり改善ヨガ
6月19日(水)19:00-21:00 腰痛改善ヨガ(リストラティブ)とATエクササイズ(中島先生)
アレクサンダー・テクニーク(AT)は、誰もが気付かない間に行っている「不必要で自動的な緊張」を解消するメソッドで、慢性的な肩こりや腰痛などの痛みの解消に効果があることが医学的に立証されています。治療や施術と異なり、自分で緊張をやめて解消できる教育的な手法であることから、効果の持続性が高いことも特徴です。
*中島さんは、マッサージ師の資格を持ち、バレエにも精通、色んな悩みに誠実にお答えいただけます。「肩こりがひどい」「もっと楽になりたい」「アレキサンダー・テクニークって何?」など、なんでも質問しにきてくださいね。