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Archive for December, 2013

癒しのMindful Yoga!で願いをかなえる!

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あなたには、「願い」や望みはありますか。
最近疲れていて、充実感がない、何をしたいのか「望み」がわからなくなっている、能率が上がらない、

そんなあなたに、こころとカラダをリセットさせて、すがすがしい気持ちにさせてくるMindful Yogaは、ぴったり!

Mindfulとは、意識的で自分が観察できる状態です。

カラダとこころの動きを意識して観察しながらヨガを行うと、リラックスしてカラダとこころの気づきが得られ,パフォーマンスも上がります。

アレクサンダー・テクニークを応用したカラダとこころの使い方のコツを、ヨガを通して学ぶことで、緊張や無駄のない動きを学びます。

練習すると、そのコツは人生や生活の様々な側面で応用ができるヨガです。

ぜひ、恵比寿スタジオで、お試しを!ご予約はこちらから。

Mindful Yogaについて

恵比寿・Mindful Yoga:
1月13日(月)10:00-11:30 Mindful Yoga(思考のデトックス)
1月24日(金)10:00-11:30 Mindful Yoga(観察と気づき)
2月11日(火)10:00-11:30  Mindful Yoga(deep relaxation)
2月14日(金)14:00-11:30 Mindful Yoga(つながりヨガ)
(恵比寿駅から2分。)
参加費:初回2500円(以降はチケット料金をご参照ください。)

音楽家のためのヨガ♪

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音楽家のためのヨガ・クラスを1月から、近日中に開催予定です。

日程調整中ですので、お楽しみに!!

音楽家のためのヨガリンク

ヨガ・ソレイヤード in bodytuneは、今、アレクサンダー・テクニークの学校Body Chanceと、ヨガ・プロジェクトの開催企画中です。

Facebookページ「BodyChance-Music みんなうまくなる!」はこちらから。

 


その解剖学にご用心

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先日、鍼の授業で背中のツボをとってもらった時に、僕の体は第七頚椎よりも第一胸椎の方が出っ張っていることが分かりました。解剖学的にはこの辺りは第七頚椎が一番後ろに突き出すのが普通とされ、骨格図や骨格模型はそう見えるように作られています。しかし、臨床では第一胸椎が一番後ろに突き出すケースはわりによくあり、胸椎の後弯が少ないフラットバック気味の人に多いそうです(頚椎について詳しくはこちら→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%B8%E6%A4%8E)。

僕自身、自分の体でも一番突き出したのが第七頚椎だと思っていたので、第一胸椎を第七頚椎だと信じていました。本物の第七頚椎を探して首の後ろを探ってみたら、奥の方に引っ込んでおり、どうも解剖学の知識どおりの体になろうと自分の体の現実に合わないことを強いていたようです。そういえば、アレクサンダー・テクニーク(AT)を学び始めて8ヶ月、首や肩のこりは以前に比べれば全然いいのですが、時々、ATをどれだけ意識してもこりが抜けない時がありました。大事な椎体を一個すっ飛ばして動かそうとしていたのだから当然ですね。

早速、バジル先生に見ていただき、首のロールアップ、ロールダウンをしながら動きの中で頚椎のマッピングをし直すことを教わりました。

おそらく僕は元々フラットバック気味な姿勢をする癖があって、それがゆえに第一胸椎がより突出していたと思われますが、解剖学の知識でそこを第七頚椎と確信してしまったので、体についての誤った認識を疑うことができませんでした。解剖学の勉強はするにこしたことはないのですが、現実の体が解剖学的な標準に必ずしも合致しないこともあるのですね。いい勉強になりました。

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先週に引き続いて第九ネタです。実は第九に乗ったのは今回が初めて。うちの楽団では第九は任意の参加で希望者のみが乗り、不足のパートは毎年トラをお願いしています。僕はといえば、練習にはこれまでも付き合ったことはあるものの、技術的に弾けないところが多いのと当日仕事が重なったりで今まで本番に出たことはなく、今回が初めての第九乗り番となりました。

ところが、団員で出演したのは僕だけで残りは全員この日のためにお願いしたプロのトラという状況。かつ、みなさんこの時期忙しいためか、当日になって初めて全員がそろうこととなりました。誰が何プルトのどこで弾くといった打合せもなく、でもこちらは初めてだし今日は大船に乗ったつもりで2列目くらいでと思ってたら、軽くご挨拶の後、プロトラのみなさん、迷わず各自持ち場に散って行きます。

あれ?残ってるの、トップしかないじゃん。

あわててコンマスのところに行くと、「あ、もうみんなには場所教えてあるから!(いや、僕はどこで弾けば?)何言ってんのトップトップ!」

というわけで当日朝にいきなりトップをやることになりました。途端に不安な思いにとらわれ、いろいろ悪い方向に考えが転がって行きます。強いて言語化すると、プロの前で失敗して嫌な思いをされるんじゃないかとか、自分より全然弾ける人に譜めくりさせてしまうのが申し訳ないとか、トラの人たちに自分がどう評価されるか一人でぐるぐると考えをめぐらせてしまいました。しかし、残されたイスは一つしかないので今さら後には引けません。こんな時こそ「頭が動けて体全体がついてきて〜僕は演奏会を成功させたい。トラの人たちはそのためのサポートに来てくれている味方なんだ。」とアレクサンダー・テクニーク(AT)のレッスンでよく言っていることを真似して思ってみました。すると、さっきまで自分を品定めに来た怖い存在に思えていたトラの人たちが同じ目標に向けて困難な曲に向かう同士に思え、頼もしいとすら感じてきました。すごいですね、AT。何にでも使えます。ただの自己暗示だろ、といえばそのとおりなのですが、頭、首、脊椎の協調性がドッキングすると「こう思えたらいいな」というものが素直にそのとおりに思えてくるのです。動きの改善だけでなく、体の反応と思考を一致させるのにもとても役に立ちます。これ、同じことを体がこわばったままやろうとしても、多分あんまりうまく行かないと思います。

そして迎えた本番は、大成功。会場からは、ありがと〜!!の声をいただきました。合唱団もオケも聴衆もハコもトラもなく、一つになれたとても幸福感あふれる瞬間でした。トラの人たちも同じ思いで感動の涙にくれた…というのは僕の妄想ですが、そういうことにしておきましょう、話の流れ上。あれから一週間がたちましたが、まだ余韻にひたっております。

さて今回、プロの真横で弾いてみて思ったのはやはり基本技術の確かさ。書道のはね、止め、はらいとか、サッカーの蹴る、走る、止める、みたいなごく単純な動作一つ一つにしっかりとした意図が行き届いているのが、横から伸びてくる弓先の動きから感じられるのです。そして、あの難しい譜面を練習すればいつか弾くことができると思わせてくれます。同じ生身の人間が目の前でやってる姿を見ることの効果は大きいです。何でも難しい難しいと思っていると、やる前からできないことが決まってしまうところがありますから。こちらも本番のテンション上がった状態にあって、見て聞いて感じる情報収集が普段より高いレベルにある時に、実戦投入されたプロと同じ舞台上でやったからこそ得られた何かかも知れません。とてもいいイメージをいただいたので、これからの自分の練習にも活かしていきたいと思います。

もう終わっちゃったのになんですが、思い出としてチラシを貼り付けておきます。落語か大相撲に見えますが、立派に第九ですから。

荒川第九2013


第九の裏技

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先日、所属する荒川区民交響楽団で第九の本番に出ました。クラシック音楽好きなら誰でも知っているベートーベンの交響曲第九番。日本ではプロアマ問わずオーケストラに入っていたら毎年演奏するほどポピュラーな曲。アマチュアでもさんざん取り上げるんだから簡単なんでしょと思いきや、これが激ムズです。吹奏楽で言うと、スミスの華麗なる舞曲、フェスティバル・バリエーションズ級です。今回は、本番直前にコントラバスの師匠から教えてもらった裏技について。

◆一楽章

Oからピチカートがずっと続き、Pの直前でソの音をはじいてから弓をアルコに持ち変えて2オクターブ以上離れた下のファまで飛ばなければなりません。けっこうテンポが速いので弓の持ち変えが難しい場面です。間に合わない場合は、ソを一番線のフラジオで取って、はじくのは左手の人差し指か親指でやると、その間右手がフリーになり、弓を持ち変えて四番線に置く準備に余裕ができます。ただし、ソのフラジオをミスって一番線のただの開放音が出ると、動揺して次のファも出損なうというリスクもあります。リスクを冒して全面解決を狙うか、または、二兎を追うものは一兎も得ずに終わるか。いや、普通に素早く持ち変える練習するべきなんですけどね…

一楽章

◆二楽章

楽譜で見ると、なんだかオクターブばっかりで難しそうです。でも、最初のラの音を二番線のフラジオで取ると、開放弦と第4ポジションだけであんまり苦労せずに弾けるという…

二楽章

◆三楽章

特に秘策なし。でも、テンポ遅すぎて迷子になっていつも気がつくと5小節くらいずれてるんですが、、、と相談したら、「スコアで勉強して、ちゃんと数えてください」

おっしゃるとおりでございます。

◆四楽章

多くの奏者が遭難する四楽章。プロでもきっちりやるのは難しいそうです。806からのところもオクターブと細かい動きが激しいですが、第4ポジションで取れる音は取っていくと左手の難易度は下がります。その代わり、ほぼ一音ずつ移弦することになるので、右手が大変。まあ、これは練習あるのみ。弾き真似で乗り切る場合でも、左手は第4ポジションで弓は移弦しまくってるとそれらしく見えます。これ、今回使ってみましたがけっこうお勧めです。ただし、フラジオが鳴りやすいので、間違っても弓を弦にかすらせてヒュン!とか鳴らないように要注意。ちなみに808の下のソの音(赤丸の音)は某プロオケでも、オクターブ上の開放弦でやってるとかやってないとか。もうひと声いって、オクターブで同じ音が続くところ(黄色の四角で囲んだところ)は思い切って全部同音にできればずっと楽なんだけど…だめ?

四楽章806から

903からの速いところ、ここ弾ける人は本当に尊敬しますが、906のソの音以降909までは、親指ポジションで取ると一番線から三番線まで使って左手は単一ポジションで全部取れます。と言いつつ、僕は親指ポジション使いこなせないので、それらしい左手の形作って、ひたすら弾き真似。そしたら、一人だけ早くマエストーゾにつっこんでしまったという…実際に弦をこすった場合の物理抵抗を計算に入れて弾き真似すべしという反省点が残りました。

四楽章906から

とここまで、弾ける人にはあきれられそうなことを書いてきましたが、やはり大事なことは自信をもって堂々とやることです。今回は僕の実力のほどを知るかみさんが聴きにきたのですが、ボディチャンスで教えられるように「弾き真似ができるために、頭が動けて、体全体がそれについてきて」を実践したら、見た目にはすごく上手そうでどこが弾き真似だか分からなかったそうです。アマチュアの演奏会では、全ての箇所を弾けるのはむしろ稀です。弾けないなら弾けないで、弾き真似で対処するなら最初から腹を決めてそのように体を動かすと動作に迷いが生じません。その結果、ボーイングが暴れて周囲から浮くようなこともなく、確信を持って演奏しているという印象を与えることができ、お客さんにもより満足いただけた?かな。

でも、来年は全部弾けるように頑張ります!