bodytune

Archive for May, 2013

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Yosukeです。
とある整体の実技講習会でのこと。2人1組になってお互いの体をもみほぐして行くのですが、ある程度手技が進んでこりが取れた頃合に講師の先生が声をかけました。

「は~い、それでは今度は嫌いな人の顔を思い浮かべてください!」
すると不思議。ほぐしたはずのところがまたこりこりになってきます。
「これでまた練習できますね(笑)は~い、再開!」

東洋医学では、心と体を別々に考えることはしませんが、こんなふうに鮮やかに体験させられるとあらためて驚きます。ここまでダイレクトに思考がこりに関係してるなんて普段意識してませんから。

西洋医学においてもキャノンという生理学者が「戦うか逃げるか反応」という生体の反射があることを指摘しています。これ自体は、生体が恐怖に直面した時にアドレナリンがより多く出て、血圧が上昇し、筋肉が緊張することで、戦うあるいは逃げるという全身全力をかけて行う運動を準備する生理的反射です。野生動物であれば生存のために必要不可欠なこうした反射は、現代の人間社会ではほとんど必要ないのですが、どうも我々人間は今でも潜在意識下、具体的には間脳のレベルでこのような反射をしているらしいのですね。人間の場合にはより上位の理性をつかさどる大脳が最終的に「戦うか逃げるか」決めるので実際には誰も戦いませんし逃げません。ただし、間脳は既にアドレナリンやら何やらといったホルモンを出すように体に指示してしまってるので時既に遅し、嫌いな人の顔を思い浮かべただけで潜在意識下で筋肉に収縮せよという命令が行き、こってしまうというわけです。

では、これが毎日少しずつでも積み重なるとどうなるか。こうした心身の不一致が慢性の肩こり、腰痛、内臓疾患等の原因となり得ます。

ヨガやアレクサンダー・テクニークでは、心と体の深い部分での調和を促していきますので、長年の原因不明の体調不良が改善したというのもうなずける気がします。

bodytuneでは、6月にアレクサンダー・テクニークの先生をお招きしてヨガと組み合わせたイベントを企画しています。近日中にこちらのサイトでもご案内しますのでお楽しみに!


AT修行

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4月から通い始めたBody Chance。僕がアレクサンダー・テクニーク(AT)をやっているのは、並行して学んでいる鍼灸・マッサージ施術者としての体の使い方や、大好きなコントラバス演奏に役立つというのがそのきっかけですが、最近は、日常の何気ないありふれた動作や、ものごとへの感じ方、考え方といった動作ですらないものに対してもATではどうだろう?と意識するようになってきました。ATはさすがに西洋の禅と言われるだけあって、知識や理屈を知っていても意味はなく、各自自分なりに咀嚼し日々の活動においてそれを実践する中に意味があります。それがひいては楽器の演奏とかダンスとかいった特定の動作にも役立っていくし、健康な状態を長持ちさせることにもつながっています。その原理は、頭と脊椎の協調作用というごくごくシンプルな話に還元されるものの、自分1人の時にそれを実践できているかどうかチェックすることはかなり難しい。自分のことが一番分からないのです。でも、自分で実践できなければ意味がない。このところ、そんなジレンマを感じていました。

そこで、先週24日のBody Chanceの授業で校長のJeremy先生にこの疑問をぶつけてみました。AT指導暦30年を超えるこの巨人は、自分自身のAT実践において一体何に気をつけているのだろう?率直にそれが知りたいと思いました。

「日常生活では、本当にさまざまで数多くの出来事が起こる。それらにどのように向き合うかも同様に本当にさまざまで数多くのやり方があるけれども、、、大事なことはやはり頭と脊椎の協調作用かな。というか、そんなようなことだよ(”kind of “)。」

付言して、Jeremy先生は「生活の中でのさまざま状況における自分の気をつけ方についていろいろな例を挙げ、みなさんと同じように自分もやはりさまざまな雑多なものごとに当たるたびに自分の協調作用のことを思い出しては気をつけるそんな毎日なのです」と締めくくりました。

逐語的にこう言っていたかは別として、こんなようなことを言っていたと思います。

このレッスンを受けてから既に1週間が過ぎてしまいましたが、今日の今の自分の探求では、現実を知り、それを受け入れ、そのままで自分を使うという考え方でトライしています。ここの現実には、体の構造という現実もあれば、自分にとって不快なものは不快であるという現実もあれば、自分の願いについて考えたり行動したりすることは喜びであり自分に活力を与えるという現実もあります。

次回以降、もう少し掘り下げて整理したいと思います。


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リンパマッサージで一番大切なリンパ節はどこでしょうか?!それは、鎖骨リンパ節です。

特に、左側の鎖骨リンパ節は、全身を流れるリンパ液のほとんどがここで「鎖骨下静脈」と合流して
心臓に戻るので、体内のリンパ節のうちでもっとも重要なポイントです。リンパマッサージでは小顔が目的でもカラダの循環を良くする目的であっても必ずここからスタートすることが効果的です。お腹から下半身もすべてカバーしているので、足のむくみやウエストへのリンパマッサージでも、左鎖骨のリンパ節をほぐしておくことは、とても大切です。体中の老廃物がここに集められるということは、とても詰まりやすいということです。いくら他のリンパ節を意識してリンパマッサージを行っても、この鎖骨リンパをキレイにしておかないと、リンパ液はスムーズに流れません。

【鎖骨リンパ節へのマッサージ】

鎖骨リンパ節を、やさしく、3秒くらいかけて押してください。そのあと、お腹から下半身もすべてカバーしているので、足のむくみやウエストへのリンパマッサージでも、左鎖骨のリンパ節をほぐしておくことは、とても大切です。リンパマッサージで一番大切なリンパ節は鎖骨リンパ節です同じく3秒くらいかけて離してください。
これを、数回繰り返します。

【鎖骨リンパ節へのマッサージ】

鎖骨リンパ節を、やさしく、3秒くらいかけて押してください。そのあと、同じく3秒くらいかけて離してください。
これを、数回繰り返します。

左鎖骨リンパ節のカバーする範囲はとても広く、図のピンクの部分は、左鎖骨の下リンパ節に合流します。

お腹から下半身もすべてカバーしているので、足のむくみやウエストへのリンパマッサージでも、左鎖骨のリンパ節をほぐしておくことは、とても大切です。
顔へのリンパマッサージ
顔は、体の面積に比べれば、非常に小さな割合ですが、非常にたくさんのリンパが流れています。

顔のリンパが滞ることで、くすみやタルミの元となります。
また、ニキビ、吹き出物、シミ、そばかすなども、リンパの流れと無関係ではありません。

【たるみ解消マッサージ】

目の周りのタルミを解消するポイントは、耳の前のリンパ節と鎖骨リンパ節の二つを流すことです。

1.目元から頬骨の下を通って、耳の前のリンパ節に向かってリンパを流してください。(あくまでやさしく!)
2.目頭から半円を描くように目じりを通って、耳の前のリンパ節にむかってリンパを流してください。
3.耳の前のリンパ節まで、しっかりと流し込んだら、今度は、鎖骨のリンパ節に向かってリンパを流してください。

【小顔マッサージ】

このマッサージで、二重アゴ解消、目パッチリ、リフトアップができます!

1.フェイスラインから顎の下のリンパ節へ向かってリンパを流す。
2.顎から耳の前のリンパ節に向かってリンパを流す。
3.目元から頬骨の下を通って、耳の前のリンパ節に向かってリンパを流す。
4.目頭から半円を描くように、目じりを通って、耳の前のリンパ節に向かってリンパを流す。
5.首の真横を通過して、鎖骨リンパ節にむかってリンパを流す。

さて、5月22日に行ったアロマ・オイルづくりとマッサージでは、5分ほどのマッサージで、みなさん、驚くほど目が大きく、顔の輪郭がシャープになりました。ぜひぜひ、お試しくださいね♪ ちょっと一人でマスターするのは難しい、という方はスタジオでアロマ・ヨガに是非ご参加くださいね。

 


アロマ・ヨガの秘密とビューティ効果

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5月のヨガ・サロンでは、アロマとリンパ・マッサージを加えたヨガをテーマに、アロマオイルをマイ・ブレンドで作ったりする楽しみ♪を加えました。アロマ・ヨガはリンパ・マッサージの美容効果とヨガによる代謝を上げる効果の二つを組み合わせる相乗効果を狙っており、より健康に美しいカラダを作っていくことが狙いです。そもそも リンパ・マッサージとヨガの組み合わせは、なぜ効果があるのでしょうか。

リンパは全身に網の目のように張り巡らされており、体内で不要になった老廃物や疲労物質を回収して運ぶ「下水道」のような役割を果たしています。リンパの流れが滞ると、余分な水分や老廃物、毒素が体内に蓄積されて、むくみやたるみ、体調不良など、様々な障害が現れます。

リンパ・マッサージでは、全身の代謝をあげ、カラダの中でも大きなリンパ節があるところ、(鎖骨、脇の下、顎の下、鼠蹊部、腹部)の流れを促進することで、小顔や顔の引き上げ、肩こり頭痛、倦怠感の解消、ウエストラインなどのシェイプアップ効果を高めることがえきます。

リンパ自体には押し出す力が弱く2秒に1cmほどの速度でしか流れないので、マッサージ効果と、代謝をあげるヨガとの組み合わせは、とても効果的で、即効性があり、小顔、引き上げ効果がすぐに実感できます!

5月22日の美顔マッサージのご報告を楽しみにお待ちくださいね♪ 次回はアロマの選び方についてお話いたします。

 


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bodytuneのヨガクラスでは、アジャスト(生徒のポーズの補正をインストラクターが手を触れて行うこと)を、頻繁に行っているのが一つの特徴です。アジャストは何のために行うのでしょうか。ヨガはもともと個人が自分の気づきを探すため、瞑想に入り易くするためにカラダを動かし始めたことからスタートします。他の人に修正されてやるようなものではなかったと思われます。ただ、現在のヨガのようにカラダを動かすことがヨガの中心となり始めたのは、比較的最近の話(ここ50年ほど)と言われています。新しいものであるため、またカラダの動き自体のとらえ方が人それぞれなので、ミス・アライメントによる負傷も当然可能性があるのです。

そこで、インストラクターが正しいアジャストを行うことで、負傷を防ぎ、よりポーズの効果を高めることができるのです。では、アジャストはどんな目的で行われるのでしょうか。

1.ポジショニング(正しい位置、ポーズの基本を教える)

2.安定、安全

3.リラックスと効果の拡大(よりポーズの効果を楽しませるため)

4.痛みの軽減(力のかけ方を生徒に知らせ、サポートする)

以上が大まかなところですが、bodytuneでは、さらに忘れがちな頭と脊椎の関係を思い出させるためにも、しばしばアジャストを行うことがあります。では、頭と脊椎の関係とは?!それは次回にお話ししたいとおもいます♪ アジャストは基本的には安全面が不安な場合以外は、副次的な効果を狙ったものです。けっして、力を入れて押すようなことは推奨していないのでご安心下さい。優しく触れることで、カラダを目覚めさせるイメージです。まだ体験されていない方あ、ぜひ、bodytuneのヨガ・ソレイヤードでお試し下さいね。